製品開発のストーリー

H&YのREVORINGはこれまでのカメラレンズ用ステップリングの常識を覆す、最も先進的なステップリングアダプター。 巧妙に設計された革新的な可変ブレード技術をもつREVORINGにより、複数のレンズに1つのフィルターで対応でき、複数のステップリングを持つ必要がなくなります。その機能は非常にシンプルなので、多くの人からこう言われています。「なぜこれまでこのような製品がなかったのだ?」と。 H&Yはこの多くのニーズがあるこの可変式ステップリングを開発できたことを誇りに思っています。 

約3年間の研究開発と広範囲にわたるフィールドテストが行われ、REVORINGがより現実に近づきました。 私たちの製造プロセス、材料、品質、その全てがお客様がH&Yに期待する品質と一致することを保証します。 世界中のイメージメーカーたちがこの新しいコンセプトに興奮を覚え、REVORINGシステムが世界中の写真家や映画製作者にとって不可欠なパートナーになることを確信しています。

ビデオとスチルどちらでも活躍

REVORING VND+CPLの組み合わせは、ビデオとスチル両方の撮影に不可欠なツールです。 REVORINGをレンズに取り付けると、指先の操作だけで様々なND濃度を使用できるようになります。さらに、高品質な日本のNitto製偏光フィルムを使用し、最大99.9%の高い偏光効果を実現します。

REVORING VND+CPLのND濃度はND3からND1000で、写真では、1.5〜10段のライトコントロールに相当します。

タイトグリップ


H&Y REVORINGおよびREVORING可変式ND+ CPLフィルターシステムの特徴は、1つのフィルターで様々な口径のレンズに装着可能な点です。 取り付けてわずかにひねるだけで、簡単に着脱可能です。 また、フィルターが落下しないような高い強度でレンズに固定できる必要があることも考慮しました。 ブレードの力と独立したねじ切りにより、REVORINGは確実にレンズに取り付けられます。

高い耐久性

REVORINGのアウターシェルとその内部メカニズムの製造に関しては、さまざまな種類の材料を検討し、建材にも使用される強度の高い6063アルミニウムを使用することで、ゼロプラスチックポリシーに基づいた、長く愛用頂ける軽量設計を実現しました。

高品質なガラスとコーティング


すべての写真家や映画製作者が屋外で撮影するときに直面する予測できない要因からガラスを保護するために、REVORING VND+CPLフィルターには防汚、防水、防傷ナノコーティングテクノロジーが適用されています。 コーティングにより水滴が付いても1か所に集まり、レンズクロスで簡単に除去できます。強度の高いコーティングで剥がれの心配がなく、ガラスに頑固な汚れを残すこともありません。

ドイツのSchottB270®ガラスには、反射防止コーティングも施されており、前面と背面からのすべてのフレアと反射を極限まで排除します。 これにより、不要な反射を除去してより多くの可視光がガラスを通過するのを助け、最高の光透過率を提供し、レンズ本来の描写力を損ねません。 広角16mmでも、描写が甘くなり易い望遠400mmのどちらで撮影する場合でも、REVORING VND+CPLフィルターで使用されているガラスとコーティングのお陰で、最大10段の減光でも鮮明な画像を生成します。REVORINGのそれぞれのガラス面には、上記のコーティングが9層ずつ塗布されています。


その他の特徴

商品テストを繰り返し、フォトグラファーたちからのフィードバックを取り入れた結果、製品にはユーザーの利便性を考慮した細やかな配慮が施されています。

ハードストップ - GND+VNDのリングには、「MAX」でストッパーがあり、使用時に10ストップ(ND1000相当)を超えるのを防ぎます。最小値は1.5段分(ND3相当)で止まるよう設計されています。

ガイドピン - CPLに加えて、Vari. NDにもガイドピンがあり、フィルターの回転が簡単にできる使いやすい構造です。

焦点距離ガイド -異なるレンズを使用して達成された焦点距離と絞りをより分かりやすく反映するために、「最小」と「最大」の間でND濃度のマークが刻印されています。2-5の数字が刻印されており、2(ND4相当)、3(ND8相当)、4(ND16相当)、ND5(ND32相当)を表しています。可変式NDは構造上避けられない特性として、色むらの発生があります。特に広角レンズ使用時に発生しやく、濃度の濃いNDに設定するほど色むらが発生しやすくなります。焦点距離ガイドはこういった色むらを防ぐための一つの目安として役立ちます。
*標準-望遠のレンズでは色むらが発生する可能性は下がり、濃度の濃いNDに設定しても色むらは発生する可能性は軽減されます。

*使用レンズや撮影環境などによっても色むらが発生する濃度は変わってきます。

スペースの節約

スペースは写真家や映画製作者にとって大切です。 私たちは毎年発売される最新のガジェットやカメラ用品を運ぶために何百ものポケットと仕切りがあるバッグを常に求めています。 しかし、必要なのは同等、もしくはそれ以上のレベルの生産性を達成しながら、持ち運ぶギアの量を減らせるならどうでしょうか。 REVORINGを使用すると、複数のフィルターやステップリングを持ち運ぶ必要がなくなります。つまり、外でも軽量で効率的な装備を可能にします。 

時間の節約

REVORINGおよびREVORING VND + CPLは、フィルター切り替え時のタイムロスを節約します。 たとえば、24-70mmのレンズで撮影を開始し、途中で70-200mmに切り替えることにしたとします。どちらのレンズもフィルター径が異なる場合があります。 その場合、フィルターを交換するかステップリングを使用して調整する必要があります。特に、複数のリングが必要な場合や、ネジが噛んでしまって取り外せなくなった場合は最悪です。全てのフォトグラファーがこのフラストレーションを経験しているはずです。 REVORINGを使用すれば、ひねってレンズから取り外し、別のレンズにひねって取り付けるだけです。

アメリカのアンバサダー、David Akoubianは、REVORINGのサンプルでレンズを切り替えるのがいかに簡単かを見せて、撮影時にいかに時間の節約になるかを見せてくれました。(下の動画を参照下さい。)


お金の節約


REVORINGはスペースと時間を節約するだけでなく、お金も節約してくれます。 すべてのレンズに複数のフィルターやステップアップリングを購入する必要がなくなりました。 代わりに、レンズに適したREVORINGを選択し、フィルターを1つ購入すれば、準備完了です。

Philip Bloomは、REVORINGを実際に愛用しています。 彼のビデオをご覧ください。REVORINGがもつ多くのメリットについて説明しています。

ギャラリー

下の写真はオーストラリアのFelicia SmithがREVORING VND + CPLを使用してテスト撮影し、フィルターの高い光学性能を示してくれた。(高い平面度と高性能なコーティングのお陰で、描写が甘くなり易い400mmでフィルターを使用しても全く画質は低下していない)

下の写真はイギリスのLuke GardnerがREVORING Variable Neutral Density + CPL filterを使用した、フィルターの有り無し作例だ。(NO FILTER=フィルターなし、WITH FILTER=フィルターあり)

フォトグラファーからボケに関しての質問も頂いた。REVORING VND+CPLがレンズが生み出す本来のボケに影響したり、色味を変えてしまうのではないかと。テスト撮影の結果(左がフィルターなし、右はフィルターあり)を見て頂ければ分かる通り、全く影響を与えることなく、本来のボケの美しさを保っている。


下の写真はドイツのMatthias Conradが、REVORING VND+CPLを使用した作例だ。

 下の写真はアメリカのDavid Akoubianが、REVORING VND+CPLを使用した作例だ。

豊富なアクセサリー

REVORING Vari ND CPLの利便性を高める豊富なアクセサリーを用意。
可変式NDでは構造上避けては通れない可変ムラという現象が発生しますが、H&Yではマグネット着脱式NDでその問題を解決。

風景、動画、ポートレートと汎用性が高いND16と、風景や建築写真において日中でも数十秒を超える長秒露光を可能にするND400の2種類を用意。REVORING Vari ND3-ND1000 CPLに装着することで、それぞれのミニマムND濃度をND48(ND16使用時)、ND1200(ND400使用時)に変更し、可変ムラを防ぎます。

広角24mmでREVORING Vari ND CPLのND濃度を64相当に設定し、使用した際の可変ムラ

Magnetic ND16を装着し、REVORING Vari ND CPLのND濃度をミニマム(ND48相当)に設定して使用(シャッタースピード2/3秒)

REVORING Vari ND CPLのND濃度をミニマム(ND3)に設定して使用(シャッタースピード1/20秒)

Magnetic ND400を装着し、REVORING Vari ND CPLのND濃度をミニマム(ND1200相当)に設定して使用(シャッタースピード20秒)

その他のアクセサリー

フィルターを外部からの衝撃から守るマグネット着脱式レンズキャップや、日中の動画撮影、ポートレートに最適なBlack Mistフィルターを用意。

Black Mistフィルターに関しては以下のページにて詳細ご確認頂けます。

できるだけ多くのフォトグラファーにREVORING VND+CPLを購入頂きたいと思っているが、しかしながら、既に多くのフォトグラファーは可変式NDフィルターを持っている。そのため、H&YはREVORING単体も発売することにした。

私たちはアンバサダーたちに依頼し、67-82mmのREVORINGでケラレなく使用できる最も広角な焦点距離を、市場によく出回っている競合他社のフィルターを用いて調べてもらった。

注:REVORING VND+CPL 67-82mmでは16mmのレンズでもケラレは発生しない。また、REVORINGに薄枠のND、またはCPLを装着した場合もケラレは発生しない。ただし、全てのレンズを試せたわけではなく、元々周辺減光が大きいレンズやデジタル処理による周辺減光補正を前提にしたレンズであれば僅かなケラレの可能性はある。テストした中で唯一16mmでケラレが発生したのはSONY FE16-35mm f2.8 GMレンズのみで、他のレンズでは16mmでもケラレは発生しなかった。(ケラレの有り無しが気になるレンズがある場合は事前にお問い合わせください。)


表にはそれぞれ、82mmのフィルターブランド(Filter Brand all 82mm)、REVORINGの厚みは含めないフィルター単体の厚み(Filter thickness on REVORING 67-82mm)、使用できる最も広角な焦点距離(Maximum Wide Focal Length)が表記されている。

注:薄枠のCPLやNDを使用した限りでは16mmでケラレは発生しない。枠が厚い可変式NDでは以下の表の通り、16-17mmでケラレが発生する。また通常のねじ込み式フィルターよりも内径が小さめなマグネット式フィルターではレンズによってはケラレが発生する。

テスト、テスト、さらにテスト。 私たちH&Yのメンバーは、H&Yにとって最も厳しい批評家です。常に品質の向上を模索し、特にREVORINGは度重なる改良を重ねました。 アンバサダーたちも製品造りに不可欠な役割を果たしてきました。 事実、彼らの専門知識とフィールドテストにより、僅かな変更ではあるが製品のパフォーマンスに大きな影響を与える設計変更を行うことができました。 これらの変更の1つは光漏れを徹底的に防ぐ、隙間のないエッジになります。下のGIF画像は、光漏れ防止部(LIGHT LEAK PREVENTION)を示しています。

設計の責任者でありブレインであるケニーは、REVORINGを完成させるために多くの時間を費やしましたが、全ての優れた製品アイデアと同様に、実現するためには何ヶ月ものテストと設計変更を行わなければなりませんでした。 当初からアンバサダーに、REVORINGを微調整するスラロームを操縦する手助けをして、全ての点で配慮されている素晴らしい製品であることを確認するよう呼びかけました。

   多くのメディア、Youtuber様に取り上げて頂いております

                                   (以下は一例)

H&Yは、高品質のフィルター製品の開発と提供を目指し、2006年に香港で設立されました。H&Yはすぐにアジアの主要フィルターブランドの1つになりました。

H&Yが注力するのはコンセプトデザインと継続的なイノベーションプロセスであり、H&Yは競争力のある価格で新しいエキサイティングなフィルターシステムを製造し続けています。これは、ユーザーの求める機能的で美しいフィルターとアクセサリーを提供するという会社の野心の原動力であり、それによって幅広い製品開発へのユニークなアプローチにつながりました。

技術の進歩における最初の大きなブレークスルーは、2017年にKシリーズマグネティック角型フィルターシステムが発売されたことから始まりました。Kシリーズは世界中のユーザーに愛用され、イギリスのカメラ雑誌で、世界中の角型フィルターでNo.1の評価を頂きました。


下の比較表はイギリスのカメラ雑誌On Landscapeが行った市場に出回る角型フィルター15ブランドを比較したもので、2019年5月号に掲載されていた内容を和訳したものです。

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