H&Yは、高品質のフィルター製品の開発と提供を目指し、2006年に香港で設立されました。H&Yはすぐにアジアの主要フィルターブランドの1つになりました

H&Yが注力するのはコンセプトデザインと継続的なイノベーションプロセスであり、H&Yは競争力のある価格で新しいエキサイティングなフィルターシステムを製造し続けています。これは、ユーザーの求める機能的で美しいフィルターとアクセサリーを提供するという会社の野心の原動力であり、それによって幅広い製品開発へのユニークなアプローチにつながりました

技術の進歩における最初の大きなブレークスルーは、2017年にK-Seriesマグネティック角型フィルターシステムが発売されたことから始まりました。角型マグネットシステム、ドロップインCPL機構を備えた革新的な製品は瞬く間に世界中のユーザーに広まり愛されています

イギリスのカメラ雑誌が行ったテストでは、世界中の角型フィルターの中からNo.1の評価に輝きました。(以下の比較表は2019年5月号の実際の記事を和訳したもの)

100mm K-Seriesホルダー&ドロップインCPL

ドロップインCPLはNDコートが施されたドロップインCPL/ND8,32,64も用意

素早い着脱で、寒冷地で手袋をはめた状態でも着脱可能です


GNDフィルターはSoft, Hard, Reverse, Centerの4種類で、各種類毎にND4, 8, 16の3種類の濃度を用意

Corning社のゴリラガラスを使用し、万が一の落下でも割れにくい仕様です

CPL&ND

H&Yが特許を持つドロップインCPLシステムはその特性を活かし、通常のCPLフィルターに加えて、CPLフィルターにNDコーティングが施されたフィルターも用意しております
ドロップインCPLと角型NDフィルターを重ねるよりも解像度やフレア・ゴースト対策としても構造上のアドバンテージを発揮します

システムをコンパクトにし、スマートなフィルターワークを可能にするメリットも


用途に合わせて100x100mmサイズの角型NDフィルターやドロップインタイプのNDフィルター(CPLなし)もご用意しています

H&YのK-Seriesは多用な選択肢から用途に合わせたフィルター選びが可能です


CPLフィルターは余分な乱反射光を取り除き、被写体本来の色味を引き出します

葉っぱのテカリを抑え色味を強調、空気中のチリによる乱反射を抑え空のコントラストを鮮明にする、水面の反射をコントロールし、反射を取り除くことも強調することも可能です


NDフィルターは色味に変化を与えることなくレンズに入る光を低減可能なフィルターです
白飛びせずにシャッタースピードを落とすことが可能で、水の流れを白糸のようにしたり、雲の流れを表現することが可能です

Soft GND

Soft GNDフィルターは、減光されるND部分と透明部分の境目がなだらかなフィルターで最も汎用性が高いフィルターです

GNDフィルターは輝度差を抑えて白飛びや黒潰れを防ぐために使用されますが、Soft GNDフィルターは輝度差の境目がはっきりしない、山や木々などの凹凸が多いシーンで多用されます

また、ポートレート撮影(特に風景の中に人物を入れる引きの絵)でも活躍します

Hard GND

Hard GNDフィルターは、ND部分と透明部分の境目のグラデーションがSoft GNDフィルターよりも狭いフィルターです

地平線や水平線など空と地面が直線ではっきりと分かれた構図に適しています

Soft GNDフィルターと並び、最初の一枚の選択肢として人気の商品です

Reverse GND

REVERSE GNDフィルターは中央が最も濃いNDコーティングで、上部に向けて少しずつND濃度が薄くなっていくフィルターです

中心部に朝日や夕日など輝度が強い光源がある撮影に適しています

輝度差がはっきりとした海辺などで、朝日や夕日をメイン被写体に選ばれる方に最適なフィルターです

Center GND

Center GNDフィルターは中央部分にのみNDコーティングが施されています
使用頻度は他のフィルターに比べると低いですが、朝日や夕日で被写体の中心部だけに強い光源があるようなシーンで活躍します

Reverse GNDフィルターと重ねて補助的に使用されることが多いフィルターです

Center GNDフィルターなしでは手前の岩が黒潰れしてしまっていますが、Center GNDフィルターありでは手前の岩を黒潰れすることなく、適正露出で写しています

Nightフィルター

Nightフィルターは一般的に光害カットフィルターと呼ばれるフィルターで、人工灯による光害(水銀灯やナトリウム灯により引き起こされる黄色やオレンジ、暖色系の色)をカットする効果のあるフィルターです

頭の中で思い描く夜景や星空はもっと鮮明で青い世界なのに、写真にするとイメージと違うということはないでしょうか

Nightフィルターは都市夜景や星景撮影において、街明かりによる光害を取除くことにより理想的な色味を描き出します

特定の波長の光をカットするため、1段程度の減光効果があります

Nightフィルターは暖色系の色味をカットする特性を活かし、夕日の撮影で黄色味を減らしたすっきりとした絵作りにも活用可能です
一般的な100x100mmサイズの角型フィルターに加え、用途に応じて選択できるようドロップインタイプもご用意しています

Short Crossフィルター

Short Crossフィルターは光の線が短く、様々なシーンで使用可能なクロスフィルターです

一般的なクロスフィルターは光の線が長く出すぎるため、イルミネーションや光源の多いシーンではクロス効果が強く出過ぎてしまう場合が多々ありますが、Short Crossフィルターは光源の多いシーンでもクロスの線が長く出すぎることがなく、程よいクロス効果を演出します

強い点光源がない場合はソフトフィルターのような効果が期待でき、テーブルフォト、ポートレート、花、風景撮影などにもご活用いただけます

ドロップインCPLフィルター同様、ギアを回転させることでクロス効果の角度を調整可能です

100mm K-Series Systemが使用可能な出目金レンズ

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sには専用アダプターリングを使用することで100mm K-Seriesホルダーが使用可能

角型フィルター3枚に加え、ドロップインCPLも使用でき、レンズのコンパクトさを損ねません

SONY FE14mm f1.8には専用アダプターリングを使用することで100mm K-Seriesホルダーが使用可能

ドロップインCPLフィルターは使用不可ですが、角型フィルターをケラレなく使用可能で、レンズのコンパクトさを損ねません

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROには100mm K-Seriesフィルターが使用可能な専用ホルダーを用意

角型フィルター3枚まで使用可能


150mm K-Series System

出目金レンズとも呼ばれるフィルタースレッドがないレンズにも対応可能な横幅150mmのフィルターシステム

H&Yの150mmホルダーは1つのみで、アダプターリングを交換することで様々なレンズに使用可能

100mm K-Series同様マグネットシステムによる素早いフィルターの着脱と位置調整が可能で、H&Yのマグネットフレーム付き150x150mm、150x170mmフィルターが最大3枚まで装着可能

150x170mmフィルター

150x170mmサイズはSoft GND, Hard GND, Reverse GNDの3種類で、各濃度4,8,16を用意

コーニング社のゴリラガラスを使用し、万が一の落下でも割れにくい

150x150mmフィルター

150x150mmサイズはND64とND1000の2種類のNDフィルターをラインナップ

光害をカットするナイトフィルターも用意

150m K-Seriesホルダー用アダプターリング

150mm K-Seriesホルダーで使用可能なレンズ一覧


- AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

- SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM

- TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2(PENTAX-D FA 15-30mmと共用)

- PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR(TAMRON SP 15-30mmと共用)

- SONY FE 12-24mm F2.8 GM


SIGMA 14-24mm F2.8 DG DNなどのその他の出目金レンズ、105mm, 95mm, 82mm等のねじ切りがあるレンズ専用のアダプターリングもリリース予定